学生投資家の奮闘記

30歳代の医師です。今は大学院生活を送っています。リタイアしたい意思をもつ医師です。

辞める前のいろいろ

初めのあいさつ

おはようございます。当直先からの更新です。

Twitterでは報告しましたが所属先に辞意を伝えました。その他の関係者にも少しずつ報告・相談していますが思いのほか理解してくれる方が多いです。所属先にとっては都合の悪い報告する以上は誰も味方にならないことまで考えていましたが想定外でした。心強いです。今のところは10月に新生活を始められそうですが、あとはラスボス(教授)です。たぶんここだけは敵になると思います。理解が得られる気がしないです。まあ得る必要はないですが。。。来週までには決着をつける予定です。

辞める前にいろいろ考えたことを文章にしてみます。

 

 

きっかけ

まずは辞めるきっかけ的なものを綴ります。

半年ほど前から医業一本でいわゆる定年まで働きぬくスタイルに不安を覚え、魅力を全く感じなくなりました。そこで不動産投資や株式投資に興味を覚え日々取り組んでおりました。さらに本業の居心地も悪くなってきていたのでいずれは辞めて地元に帰ろうかくらいに思っていました。

そんな中この考えに拍車をかけたのが新型コロナウイルスです。単身赴任中の身でこれまでは月に1回程度は帰省していましたが妻が妊娠していることもありここ数か月は帰省を控えています。いったんは収束するのでしょうがこれですべてがおしまいとなる可能性は低いと捉えています。7月に子供が生まれます。冬に再流行があればまた帰省できない日々が続くことが予想されます。成長の過程をほとんど見ることができずに時が流れていく思うと耐えがたい状況です。よし、辞めようと思いました。

 

幸せ?

今の考えを橘玲氏の「幸福の資本論」の内容と照らし合わせてみます。

このまま今の生活をすれば安定して年収2000万円くらいが続くと思います。非常勤なのでそんなにキツイ仕事でもないけど楽しいことはごくわずかです。ここ最近は橘玲氏が「幸福の資本論」で挙げた「金融資本」「社会資本」「人的資本」のうち「金融資本」に偏った状態です(大家仲間には恵まれていますが)。当然、そう高い幸福は得られておりません。残り2つが圧倒的に不足しています。そこで生まれてくる子供を含めた家族と過ごしたり、不動産という新しい事業を始めたりすることで自分なりに幸福を追求しようと思っての選択です。

 

 

もったいない?

よく言われることに対する気持ちを「幸福の資本論」をもとに検証してみます。

1年間の浪人はしたものの大学はストレートで卒業して大きな組織に所属、大学院に入学してその2年目。今の管理職クラスから見ると現時点では王道のルートです。そこで辞めることについてはもったいないという声も挙がります。しかしそうは思いません。仮にこれまでやってきたことを重視して、人的資本を高められない今の状態を悶々と続けたところで何も生まれません。今後無駄にするであろう時間を考えるとそちらのほうがもったいないという気がします。

もったいないという観点では生まれてくる子供の貴重な時期を共に過ごせないほうがもったいない気がします。貴重な社会資本を台無しにしてしまいます。

 

 

今後の展望

辞意を表明してから何かとスッキリしました。

10月からプチリタイア体験です。現実的には今の比較すると少しだけ仕事の時間が減って、少しだけ家族との時間が増える程度にとどまることになりそうですがまあいいです。金融資本が十分にないうちにその他の資本を重視する選択ができたってことが重要な気がしています。それでお金が必要になったら仕事増やせばいいんです。国家資格に感謝です。試してみることに失敗はないというスタンスでトライ&エラーです。

 

 

まとめ

辞意を表明した時点での気持ちをまとめてみましたが、書いている途中でも小さい気持ちの変化はあったのでちゃんとまとめきれておりません。無理やりまとめてみると

結局今の気持ちの根幹は

・お金は十分にはないけど家族との時間とかやりたい仕事を優先させるで

・免許あるししばらくは何とでもなるやろ

的なところです。数年後に再読してニヤニヤするようにします。紙に書いてもいいのでしょうがすぐに失くすので全世界に向けて公開することにしました。

辞めるのが早くなっただけで不動産や株式への思いは変わっていません。特に不動産は「金融資本」だけではなく「社会資本」や「人的資本」を高められる可能性がありますし、なんなら思いは強くなりました。引き続き虎視眈々と狙います。週明けも資産を積み上げましょう。