学生投資家の奮闘記

30歳代の医師です。今は大学院生活を送っています。リタイアしたい意思をもつ医師です。

「マネーの公理」を読んで投資の方針を再確認

初めのあいさつ

こんばんは。宮崎の自宅からの更新です。

今日は9月以降の勤務調整やサボりがちだった部屋の荷物整理をしました。

意外とうまくスケジュールできたおかげで、移住前より給料が少し減る程度でコントロールできました。いくら支出をしぼってもある程度の収入がないと自己資金は積み上げられないので朗報です。また、荷物整理においてはこれまでに買い込んでいた小説を処分することにしました。300冊ほどあります。まずはジモティー民の様子を伺っておりますが今のところ悪くないです。

 

 マネーの公理

マネーの公理

マネーの公理

 

最近はかっちりとしたお金系の本を読んでいなかったこと、kindleで半額セールで取り扱っていたことから本書を選択しました。

 

地球上で最も鉱物資源の乏しい場所とされるスイスですが、賢い投資家、投機家、ギャンブラーとして富を手に入れてきました。本書はその富を手に入れるための約束事を12の重要な公理、16の副公理としてまとめたものです。

最初に要約すると

「金持ちになりたいのであれば自分で考えてリスクをとれ」

的な感じでした。印象の残った言葉を取り上げながら自分の考えをまとめてみます。

 

"すべての投資は投機である。唯一の違いは、ある人はそれを認め、ある人はそれを認めないことだ"  https://a.co/coNVXEg

本書はわりとパンチの効いた表現が多いです。冒頭からこのメッセージです。

 

株式については私はアメリカが長期的に成長することに賭けているのでその点では投機なのかもしれません。アメリカの成長なくして私の勝ちはありません。

 

不動産だと、災害面での予測が立ちにくいことや住人トラブルを考慮するとほんのわずかに投機の要素はあるのかもしれません。ただ、ハザードマップや保険、保証会社でリスクヘッジはできるので過度な心配です。まだまだ机上の空論ですが。。。

 

他の公理では、予測を立てすぎないことの重要性も説いておりました。予測しすぎるのではなく、想定はしつつ起こったことに反応することが肝要なのかもしれません。

 

"分散投資はリスクを低減するが、金持ちになるという希望も同じくらい減少させる。"

 https://a.co/gPCP7H7

 

これは大変頭の痛い問題です。まさにその通りです。

 

分散投資の一環として株式投資をしたうえで不動産業界への参入を目論んでいますが、株式投資している分、不動産の自己資金は減ってしまいます。少なくとも今のレベルの資産規模では大きなメリットがないことに気づき、今は投資資金のほとんどを不動産用に回しています。株式を売却すればもっと使えるのでしょうが、ポジションを持つことの面白さはあるのでこのままホールドの予定です。

 

"直観にときとして教われるのは、その直観が心のどこかに保管されている確固たる情報に基づいているからなのかもしれない"  https://a.co/3VSYme1

直観で行動することを肯定しております。直観と感じているだけでなにかしらの根拠があるという考えからです。

 

株式投資においては私はアメリカ在住でもないですしそんなに精通しているわけではありません。本書の示すいい直観は働きそうにありません。あるとすれば製薬会社の株でしょうか。アンテナは張るようにします。

 

不動産においては直観が働き得る場面が多いです。そもそも人が住居を決めることは直観が働くことが多いですし、地元での投資なので心のどこかに保管されている情報もあてにできそうです。直観を働かせていい物件に出会いたいものです。

 

※漢字は直感派ですが本書の表現に合わせました。 

 

"「楽観のみで行動してはならない」と公理は教えている。楽観の代わりに、自信を探すのだ。自信は、最高を期待するところからではなく、最悪に対処する術を知ることから生まれる"  https://a.co/4ddWHS1

最後に個人的ハイライト表現を取り上げます。

 

株式投資においてはこれまで基本的に前向きに取り組んでいるつもりでした。ただ、それは楽観のみだったのかもしれません。最高を期待していたところがあります。本書では損切りのルールについても触れていたので自分で腹落ちする方法を考えていこうと思います。

 

不動産についても首がもどるほどうなずきました。私は特にレバレッジをかける予定なので、最悪に対処する術を知ることで自信を持つ必要があります。他の人の発信等でいろいろな最悪を見にします。ご自身の成功パターンだけではなく失敗パターンまで惜しげもなく公開していただける方には感謝しかありません。私も大家となれば幾多の困難にぶち当たるでしょうが、一つずつ対処して自信を持ち、それを他の方にも共有できるよう頑張ります。

 

まとめ

「マネーの公理」を読んで投資の方針を再確認しました。

やはりここからの拡大のためには不動産です。いい意味で直観を交えながら過度に楽観することなく取り組んでいきます。

週末も楽しんで資産を積み上げましょう。