学生投資家の奮闘記

30歳代の医師です。今は大学院生活を送っています。リタイアしたい意思をもつ医師です。

ランチェスター戦略と不動産賃貸業

初めのあいさつ

こんばんは。熊本の当直先からの更新です。

長く続いた当直旅も明日の朝で一旦おしまいです。ようやく家族の待つ宮崎に戻れます。息子をたくさん抱っこしたいです。

 

読書

先日のZOOMセミナーで講師のオロゴンさんが紹介されていた本を読みました。

新版 小さな会社★儲けのルール

新版 小さな会社★儲けのルール

 

ランチェスター戦略について、実際の会社の例を挙げながら解説しておりました。

不動産賃貸業と絡める前にまずは基本戦略を簡単にまとめます。

 

小さな会社の基本戦略

・会社は粗利益により生きており、その粗利益はお客とお金を交換したときにのみ生まれる

・一人あたりの経常利益は市場占有率の2乗に比例する

→利益を効率よく上げるには何かで1位になる(市場占有率を高くする)必要がある

 

ランチェスター戦略

第1の法則 攻撃力=兵力数×武器性能

第2の法則 攻撃力=兵力数の2乗×武器性能

 

第1の法則は接近戦、第2の法則は長距離戦。

前者だと兵力数に違いがあっても損害の割合は同じ。後者は兵力数の多いほうがより有利になる。会社に置き換えると、小さな会社(兵力数の少ない)は相対的に有利になる近接戦で臨むべきである。

経営における近接戦とは商品でいうと〇〇専用商品、顧客ではエンドユーザー、エリアでいうと地方や郊外などを指す。

 

簡単にまとめると

小さな会社は大きな会社ではできないニッチな分野で1位(市場占有率を高くする)になることで効率よく利益を上げる必要がある

と解釈しました。

 

不動産賃貸業と絡めてみると

紛れもなく私は弱者、小さな会社側です。

結果的により田舎にエリアは変更しています。地方・田舎といえど強者はたくさんいます。この強者と渡り合うには強者(大手や地主)のしないようなことで1位になるしかありません。

実績がありませんので机上の空論になりますが思い付くものを上げてみます。

1位になるという点では、賃貸仲介の方にとって特定のエリア、特定の間取りで自分の部屋が1位になることは目標にできそうです。弱小個人ができることとしては、特定のニーズを抑えたセルフリフォームがあるかもしれません。単身世帯であれば、若い女性だったり、はたまた高齢男性であったり、特定の層に向けた部屋づくりができれば、特定の分野での1位につなげられそうです。

他にも差別化できるものはあるのでしょうが、それを実行していくうえで本書では「売り上げを上げたいなら、自分で考えないこと!」の文言がありました。ではどうすればいいのか。自分で考えるよりもたった一つの質問がはるかに分かりやすいとしております。

それは「(他にも多数の会社があるのに)何が決めてでうちで買ったんですか」と聞くことです。

ここも賃貸業にそのまま応用できそうです。あくまでも入居者さん、お客さんベースで商品づくりをする、何らかの形でぜひ実践したいです。

 

まとめ

紹介された書籍を読んで感じたことを取り急ぎまとめました。

時間の制約もあり、薄めの内容になってしまいましたが、弱者としては本書からまだまだ学ぶことはありそうです。繰り返し読んで弱者なりの戦略を立てていきたいです。

今後も楽しんで資産を積み上げましょう。