学生投資家の奮闘記

30歳代の医師です。今は大学院生活を送っています。リタイアしたい意思をもつ医師です。

健康資産

初めのあいさつ

こんばんは。今日は人生初の胃カメラを受けてきました。幸い先週末に出現した胸焼け等は生活習慣の改善でよくなっておりましたが、その他の原因がないか検診がてら受けてきました。

 

検査

なんとか時間通りにクリニックに到着。おえおえ言いながら検査を受けている人を何回か見たことがあったので迷わず鎮静を希望。症状出現の日付と曜日がなかなか一致せず、ニートを見るような顔でカレンダーを渡される。以後気をつけます。。。

待つこと数分、検査ベッドに案内されて左側臥位となりました。左腕に点滴、右腕に血圧計を巻かれ完全に患者さんです。血圧は106/57、SpO2は97%と良好。キョロキョロしていたらちょっと笑われました。これも気をつけます。

のどに麻酔をされ出現するむくんだような違和感。飲み込むなとは言われるも飲み込んでくれと言わんばかりのポジショニングの唾。いっこうに遠のかない意識。なかなか買えない物件。下がり止まらない株価。。。

 

結果

...気づいたらベッドで寝てました。なんやかんや爆睡して検査が無事終わったようです。どこも痛くも痒くもありません。麻酔のすばらしさを再認識しました。

しばらくすると診察室に通されて結果説明

 

異常なし

 

でした。逆食っぽい所見。ピロリ菌もいないようでした。なかなかきれいな胃でした。写真をもらったので妻に見せつけようと思っていましたがもうなくしました。行く科を間違えたのかもしれません。

 

考察

症例は31歳、男性

生来健康。先週の金曜日に仰臥位で増悪胸焼け、咽頭の違和感が出現。直近での生ものの摂取歴なし。祖父母に癌の家族歴あり。

良性疾患として逆流性食道炎や感染性腸炎を想定し悪性疾患も鑑別に列挙。前者に対して生活習慣を是正しながら後者のような悪性を除外する目的に本日上部消化管内視鏡を施行。悪性所見および明らかな逆流を示唆する所見なし。

以上、感染性腸炎であった可能性はあるがはっきりせず。ストレスの影響も否定はできない。

生活習慣の指導を行い有事の再診とした。

 

内科医ではありませんので診断自体は雑ですがここで個人的に重要だと思うのはストレスを真っ先に挙げないということです。普段外来をしていても感じますが、何か症状が出たときに「ストレスのせいですかねー?」と聞かれる方がそこそこいらっしゃいます。気持ちはわからなくもないですが、マインドとしてよろしくない気がします。ストレス≒外的要因だとすると起きた事象を他責で捉えているようと思えるからです。ストレスだと片付けるのが一番楽ですが、何かしら自分の中に原因がないか(身体的にも精神的にも)考えたほうが、いい答えが見つかるんじゃないかと。。。今回の一件を通して感じました。まあやりすぎはだめでしょうが。ほどほどに

 

まとめ

久しぶりに患者として病院に行きました。説明の仕方や声のかけ方等なにかと勉強になりました。また、客観的に自分をみて適切な検査、行動をとることができたように思います。改善すべき生活習慣の心当たりはあるので今後見直します。健康も立派な資産です。週末も楽しんで資産を積み上げましょう。