学生投資家の奮闘記

30歳代の医師です。今は大学院生活を送っています。リタイアしたい意思をもつ医師です。

iDeCoの拠出額を減らすことにした理由

初めのあいさつ

こんばんは。広島の当直先からの更新です。

昨日は本業の先輩かつ大家仲間の方との重要な会議でした。お金や本業に対する感覚が似ていると勝手に感じているので話が弾みました。いい報告ができるように今後も尽力します。

 

iDeCo(個人型確定拠出年金)のこれまでの拠出額

投資を覚えた2年前に加入しました。始めた理由としては節税になるので「良い」と思ったからです。そのときは何となく勤務を続けるものだと思っていたので資金拘束についてはそう深く考えていませんでした。勤務医時代は23,000円/月、フリーランスになってからは68,000円/月を拠出しております。月に68,000円拠出できると年間80万円程度なので、課税所得の圧縮に大きな貢献をしてくれています。少なくとも今年はこのままにしますが来年以降は減額しようと思い記事化しました。

 

iDeCoの拠出を減額する理由

2021年からは2万円程度に減額する予定です。

大きく分けて2つの理由があるので以下で詳述します。

・今の現金を優先したい

拠出した分が課税所得から引かれ節税になるのは紛れもない事実です。特に課税所得、所得税率が高いケースではより効果は高いです。異動が多く年金額が少なくなりがちな医師にはもってこいの制度です。当時「良い」と思ったのはこの辺りです。

ただ、今は少し事情が変わりました。節税+60歳以降の現金よりも今の現金を不動産購入にあてることに魅力を感じています。現在価値と将来価値の観点からも自分自身の出せる利回りが高ければ高いほど、現在のお金の価値が上がります。

このような考えで、事業をするなら今のお金を優先したいと思うようになりました。

 

・退職所得控除の兼ね合い

iDeCo以外で退職金を受け取らなこと、60歳で受け取るケースで想定します。

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https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1420.htmより引用

国税庁のHPから表を抜粋しました。

私は30歳で加入したので退職所得控除額は800万円+70万円×(30年-20年)の1500万円です。そして退職所得は(税引き前の退職金-退職所得控除額)×1/2で計算できるので1500万円をこえた分の1/2が退職所得となります。分離課税かつ1/2にしてくれるのでそこそこ恵まれていますが 、調整して控除の範囲に抑えることもありかと思い始めました。

シミュレーションしてみます。

現在の時価総額は110万円です。今後2万円ずつ28年間拠出するとします。

資産運用かんたんシミュレーション|資産形成について|アセットマネジメントOne

を使用してみます。

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年利4%想定

利回りを低めに見積もってはいますがこれで1500万円くらいです。将来的に自分の法人の社会保険に加入すると23,000円/月が上限になるので無理のないシミュレーションかと思います。今後は給与所得を増やしすぎないような働き方をするのでその観点からも拠出額を減らすのは理にかなっています。上述した現在の現金の優先もかねて2021年からは20,000円/月に変更してみます。変更することでiDeCoによる節税効果は落ちますが、そのようなことが誤差になるような資産を積み上げるために今使うことにします。

 

まとめ

iDeCoの拠出額について今の考えを言語化しました。節税効果と退職金増から「良い」と思ったiDeCoですが、今は不動産購入に使える現金を増やすことが「良い」と思うようになっています。人によって、同じ人でもタイミングが違えば「良い」は変わります。自分の頭でしっかりと考えて何が今の自分にとって「良い」のかを決めていく強さ、柔軟性を持っていたいものです。

週末も楽しんで資産を積み上げましょう。